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脳みそほじくられてみた。

癌にかかってみたのページを書いてからだいぶ経ちました。

頭ほじくられるかもしれないとか書いてたら、
マジで脳に転移しました。

どうも頭痛がするなと思っていたのです。
肩こりのせいかもなと思っていたのです。
偏頭痛の一種だと思っていたのです。

鎮痛剤で抑えながら、我慢していたのですが、
足がしびれて立てなくなったり、寝ている時に前触れもなく嘔吐したり。
でも我慢したのです。仕事の疲れとか、ノロウィルスのせいだと思っていたのです。

しかし、2013年3月、左目に黒い点が見える。
飛蚊症というやつです。
網膜がイカれたかと思い、眼科へ行きました。
母親が眼底出血を経験していましたので、その系統かと思っていました。

しかし、眼底検査の結果、すぐさま大病院への紹介状を書かれました。
翌日には、大病院の眼科へ。また眼底検査をしてそのまま脳神経外科へ。即座に。
見事なまでの連携プレーのパス回しです。

脳のMRIを撮影してみたらありましたよ。
右側頭葉に径3cmくらいの脳腫瘍。
こいつのせいで脳の圧力が上がって、飛蚊症やら何やら色々な症状が出ていたのです。
眼底も、脳圧の上昇のせいで腫れていたのですね。
一発で診断した眼科医の先生さすがです。

その後、頭痛はさらに酷くなり入院。
手首からカテーテル入れて、脳の血管を調べて、開頭して腫瘍を摘出することになりました。

なんでも、変わったことに、動脈が脳の中でループしているそうで、結構難しい手術の気配。
でも仕方がない。まな板の上の鯉です。

手術室に入る時、もうこの世とはお別れか、
あるいは、半身不随くらいは覚悟していました。

ここのブログも書き溜めて自動投稿セットして・・・。何をしているんだ私は。

そして、麻酔が覚めICUで。
意識がはっきりしていました。死は免れたようです。
下肢に圧力をかける装置の強力な圧による痛みで眠れませんでした。

後から聞いた話によると、手術中、相当量の出血があったそうで、脳外科の先生曰く、
もう一回やれと言われたらやりたくない手術だそうで・・・。

でも、成功しました。

何とまあ、後遺症らしい後遺症は、頭の皮膚の感覚がちょっとおかしいくらいで、
欠けてしまうであろうと言われていた視野も欠けず。
自分では気付けないのかもしれないだけかもしれないのだけど、
視野検査をした眼科の技師に、何で検査受けることにしたの?と聞かれてしまうくらいの始末。

脳外科の先生曰くジャガイモのようなのが出てきたとのことだったのですが。
本当なのかな?

終わってしまえばあっけない結末でした。

周囲は思いっきり振り回されましたが、私は未だに生きています。

さて、まだまだ癌との付き合いは続きます。
肺に影がある・・・。

肺転移をどうするか・・・。ということでまだまだ闘病生活は続くのでした。