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Categories: 統合失調症読書

閉鎖病棟~帚木蓬生~

職場の施設長に勧められて読んでみました。

私が入院していたのは1993年頃。総合病院の精神科病棟でした。
3ヶ月くらいの入院でしたが、ちょっぴりそのころを思い出しました。

私の場合、時に流されるままの毎日。休息が休息にならなかった。
あっさり短期で退院してきましたが、単科精神病院にかかってたらひょっとして今頃…。などと妄想してしまいます。

病棟でのレクリエーションも思い出があります。
鍾乳洞を見に行ったり、りんご狩りをしたり、近所の港で魚釣りをしたり…。
ずいぶん良くしてもらったのだけれど、その当時の私にはまったく楽しく感じられませんでした。
楽しくなかった思い出…。

みんなで行う行事が苦痛で仕方がなかった。
よってそのころ一緒に入院していた方々があまり印象に残ってません。
(あるいは記憶の奥底に抑圧されたものがあるのか?)

薬で意識が抑え込まれつつ、活動性を求められる。
なんかちぐはぐな気がするけれど、一番の薬は時間だったのかなと思います。

それで時間を費やしてしまったばっかりに社会に戻るのが困難になってるのですが…。
うまくいかないものです。

あさ

山ほどの病気と資格と怨念と笑いで腹と頭を抱えてのたうち回っております。何であるのかよくわからない死に直面しつつも、とりあえず自分が死んだら、皆が幸せになるように、非道な進路を取って日々邁進してまいります。

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あさ

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