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おじさんが亡くなって

誰もが死ぬ。

私のおじさんが亡くなった。
以前は体力自慢の豪傑だった。
それが、糖尿病を患って、腎臓を悪くし、脚も危ない・・・。
そんな状況で何年か過ごしてきていた。

今朝、トイレでポックリだそうだ。

病気になるまではよく家に遊びに来てウィスキーを飲んでは武勇伝を語っていった。
建設現場での話や、鉄道事故の話。鮎釣りが大好きだった。
山歩きの話。自然薯の掘り方。熊との遭遇の話。・・・いろいろ聞いた。

私が病気で家にいる頃。働かない私を一人前に見なさなかった。
大学生だった頃とは手のひらを返したように。

いろいろ思うことはある。
私の病気を理解してもらうことも、機会もなかった。
頑固で話しても聞くようなふうでは無かったけれど。

 
私の場合、他人の死に思うことは、自分の死とはリンクしない。
想像と実感に距離がある。
おじさんが酔っ払って話す鉄道事故の後始末の話っぷりを思い出す。

私の居る世界は刻々変わってゆく。

昨日いた人が今日はいなくなる。
TVではお笑い番組が流れ続けている。
この瞬間に人生が大きく変わっている人がいる。
でも大きな流れに押し流されてゆく。

自分がいなくなるまで続くのだろう。
私の死におじさんの死をどれだけ関わらせることができるか。

おじさんは亡くなっても私の心にしっかりと刻まれている。
傷として。
そこがいま、痛む。

もう、どうしようもないのだけれど。

あさ

山ほどの病気と資格と怨念と笑いで腹と頭を抱えてのたうち回っております。何であるのかよくわからない死に直面しつつも、とりあえず自分が死んだら、皆が幸せになるように、非道な進路を取って日々邁進してまいります。

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あさ

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