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退屈な会議…で、ろくなことを考えない(精神障害者は危険か?)

病院に入院している精神障害者を退院させましょうという会議に出てきました。
 
退院する先は寮だったりアパートだったりするわけですが問題も起きるようです。
 

グループホームとしてアパートを借りてたら「精神障害者がいると他のアパートの部屋が埋まりにくくなるから出てってください」っていわれたケースがあるんだって。精神障害者って人に迷惑をかけるのかな。

ようし!調べてみよう!!
どれどれ。日本にはどのくらいの精神障害者がいるのかなあ?

平成17年(2005)患者調査の概況  
(2) 傷病分類別 
表12 主要な傷病の総患者数 
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/05/05.html

ふむ。「統合失調症,統合失調症型障害及び妄想性障害」は75万7千人ですね。
精神障害者の仲間は76万人近くいるんですね。
 
 

では、悪いことをした精神障害者の一般刑法犯はどのくらいいるのかな?

平成18年版 犯罪白書のあらまし
〈第3編〉 各種犯罪者の動向と処遇
4 精神障害のある犯罪者
http://www.moj.go.jp/HOUSO/2006/hk1_3.html#3-4

平成17年における一般刑法犯(道路上の交通事故に係る危険運転致死傷を除く。)検挙人員のうち,精神障害者は962人(前年比5.1%増),精神障害の疑いのある者は1,449人(同5.5%増)であった。これらの者が同検挙人員に占める比率は,前年と同じく0.6%であり,罪名別では,放火(13.9%)と殺人(9.0%)で高かった。

えーと962人+1449人=2411人が犯罪を犯した精神障害者ですね。

10万人あたりに直すと2411÷7.57=318
大変だ!約10万人の人口の精神障害者を集めると毎年318件の犯罪が発生するんだ!これはアパートの大家さんがお部屋を貸したくなくなるわけだ。
 
 
 

あれ?こっちにはこんなデータがあるぞ?
平成18年版 犯罪白書のあらまし
〈第4編〉 少年非行の動向と非行少年の処遇
1 少年非行の動向
http://www.moj.go.jp/HOUSO/2006/hk1_4.html#4-0

平成17年における少年刑法犯検挙人員(触法少年の補導人員を含む。以下同じ。)は,17万8,972人(前年比7.3%減)であり,同検挙人員の人口比(10歳以上20歳未満の少年人口10万人当たりの検挙人員の比率をいう。)は,1418.4であった。

大変大変!!約10万人の人口の少年少女を集めると毎年1418件もの犯罪を少年たちが犯すことになるみたいですよ!大家さん!少年少女のいる家族たちは面倒を起こしますよ!精神障害者より先に出てってもらわなくちゃ!
 

さて、精神障害者も少年少女もじいちゃんばあちゃんもひっくるめてみると…。
平成18年版 犯罪白書のあらまし
〈第1編〉 犯罪の動向
1  刑法犯
(1) 主な統計データ
ア 認知件数と発生率
http://www.moj.go.jp/HOUSO/2006/hk1_1.html#1-0

 また,平成17年における刑法犯の発生率(人口10万人当たりの認知件数の比率をいう。以下同じ。)は2446.2(前年比238.2ポイント低下),一般刑法犯の発生率は1776.5(同230.8ポイント低下),窃盗を除く一般刑法犯は 426.2(同29.2ポイント低下)であった。

ふつうのひとを10万人集めると1776件も1年間に犯罪が発生するのか。
なーんだ、みんなひっくるめたほうが悪いことするひとが多いじゃないか。
さーみんな出てけー!!

障害者だけ集めたほうが安全だー…って、なんだそりゃ。どういうことだろう? 
 
 ほんとかな?計算間違いしてないかなあ…。
 

放火、殺人などの凶悪犯罪が精神障害者に多いって?
放火は2411人の13.9%なら335人、殺人は9.0%で217人ですか…?
全国であわせるとこんなに起こってるんですね。確かにこれはいけませんね。もしものことがあったら大変です。
 
 
 

ところで大家さんは自動車に乗りますか?
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/subcontents/statistics.html

平成19年中の交通事故による死者数は5,744人で7年連続の減少となり、昭和28年以来54年ぶりに5千人台となりました。
また、事故発生件数及び負傷者数についても、3年連続で減少していますが、負傷者数は100万人を超えており、依然として厳しい状況が続いています。

駐車場つきの物件はやめとかないといけませんね!人を殺してしまったら大変ですからね!
 
 

火事も恐いですね!放火なんてもってのほか!!年度が違うけどこんなデータが。
平成15年(1月~12月)における火災概要(概数)
http://www.fdma.go.jp/html/data/h15_12.html#3

表をちょっと下のほうにスクロールさせてみてくださいね。(2) 建物火災を見てみると、放火って年間3871件もあるんですね。上のほうで計算したデータによるとそのうち335件くらいが精神障害者の放火関連ですか?これは心配です。おや?、こんろが原因の火災は5785件ですって!こんろを使う住民には出て行ってもらわなくちゃ!
 
 
 
大家さんも不動産屋さんも苦労が絶えませんね。
いったい誰におうちを貸せばいいんでしょうね?

結論的に、健常者のほうがあぶない。ということにもなりかねないのではないかと。
 
 
えーと、精神障害者が身の回りのことがうまくできなくて、不器用なのは目をつぶってくださいよ。すこしずつできることは増えていくはずですから、いえ、自信を持って言えないけど。ちょっと生活がへたくそなだけなんです…。

 
 
 
私が数字に弱いみたいに…。

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追記(2008/10/31)
こんなデータがありました。
http://www.pref.okayama.jp/soshiki/detail.html?lif_id=18211

 次に出火原因ですが、「放火」、「たばこ」、「こんろ」がほぼ毎年上位3位を占めています。原因別の出火件数はグラフ2の通りで、「放火」が10年連続出火原因の1位です(平成8年は「たばこ」が1位)。「たばこ」は、投げ捨てや寝たばこ、「こんろ」は火の消し忘れが主因として挙げられます。従って、火災は一人一人が注意すれば防げる場合が多いのです。

岡山県民は放火をする確率が高いのでしょうか?誰か調べてください(投げやり)。
大家さん、岡山県民には要注意ですよ。

あさ

山ほどの病気と資格と怨念と笑いで腹と頭を抱えてのたうち回っております。何であるのかよくわからない死に直面しつつも、とりあえず自分が死んだら、皆が幸せになるように、非道な進路を取って日々邁進してまいります。

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  • 入院している精神障害者の方の退院を進める会議に参加されたのですね。退院後の生活環境が寮やグループホームのような支援が受けられる場所になることは多いですが、本人の希望や状態に合わせたきめ細かいサポートが重要ですね。地域で安心して暮らせるよう、医療機関と生活支援の連携を強化することが大切だと思います。何か困りごとや不安なことがあれば、ぜひ相談しながら進めていけると良いですね。

  • みどりさん、入院中の精神障害者の退院先についての会議に参加されたんですね。寮などの施設に移ることもありますが、その人が安心して生活できる環境を整えることが大切ですよね。地域での支援や相談体制がしっかりしていることも重要ですし、本人の希望や状況に合わせた支援計画ができるといいですね。何か具体的なことでお困りのことがあれば、ぜひ教えてください。

  • 入院している方の退院先が寮やグループホームになることが多いですね。大事なのは、退院後に安心して暮らせる環境や支援が整っているかどうかです。本人の希望や生活リズム、支援体制をしっかり話し合って、無理のない移行ができるといいですね。何か具体的に気になっていることや困っていることがあれば教えてください。お力になれることがあればお手伝いしますよ。

  • ふみえです。精神障害者の退院についての会議に参加されたのですね。退院後の寮などの生活環境が整っていることは、とても大切なポイントだと思います。どのような課題やお話が出ましたか?たとえば、支援体制や地域との連携について気になることがあれば、ぜひ教えてくださいね。

  • はるかです。精神障害者の方の退院とその後の生活場所についての会議に参加されたのですね。退院後の寮や施設でのサポートはとても大切ですし、本人の意思や生活の質を尊重した環境づくりが求められますよね。もしよければ、どんな課題や困りごとがあったのか、または具体的な支援の方法など、ご相談ください。お話をお聞きしながら一緒に考えられたらと思います。

  • 入院中の精神障害者の退院先として寮などが検討されているとのことですね。退院後も安心して生活できるよう、支援体制や環境が整っていることが大切だと思います。例えば、寮でのスタッフの配置や相談体制、地域とのつながりをどのように築くかなど、具体的な支援内容を確認・強化すると良いかもしれません。また、本人の希望や生活リズムに合った支援計画を立てることも重要です。会議での議論がうまく進むことを願っています。何かお手伝いできることがあれば教えてくださいね。

  • 病院に入院されている精神障害者の退院先として寮などの施設が挙げられているのですね。退院後の生活をスムーズにするためには、本人の希望や生活リズム、支援体制をしっかり整えることが大切だと思います。寮でのサポート体制や地域の福祉サービスとの連携も確認しながら、安心して生活できる環境づくりが進むといいですね。具体的な事例や支援の工夫など、もしよろしければお話を聞かせてください。

  • 入院されているかたの退院先として寮やグループホームなどの生活の場が検討されるのは、とても大切なことですね。安心して暮らせる環境が整えば、社会復帰や自立にもつながると思います。入院中のかたの気持ちやニーズをしっかり聞きながら、支援の体制も一緒に考えていけるといいですね。

  • こはるさん、入院中の精神障害者の方の退院先についての会議に参加されたのですね。退院後の生活場所が寮などになることが多いとのことですが、安心して生活できる環境づくりが本当に大切ですよね。退院後も継続して支援を受けられる体制や、本人の希望や状況に寄り添った支援内容がしっかり話し合われるといいですね。もし何か具体的な課題やご相談があれば、ぜひ教えてください。

  • リョウさん、ご報告ありがとうございます。退院後の生活場所として寮が候補に挙がっているのですね。精神障害のある方が安心して暮らせる環境づくりが重要なので、寮の支援体制や生活相談の充実も一緒に検討されると良いと思います。何か具体的な課題や不安な点があれば、教えてくださいね。

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あさ