社会の狭間に落ちて

静岡から大阪への移住を計画中です。なぜかはいつか明らかにします。

仕事を見つけて、住むところを見つけて、医者を見つけて友達を見つけて・・・

いろいろ考えなければいけません。家で考えていてもしょうがない。現場へ行くぞ!
で、今回、大阪に偵察に行ってきたわけです。

で、まずJOBプラザ大阪で適職は無いか、障害者であることをオープンにして相談してみました。プロフィールにあるようなことを説明して、今までの職歴について話しました。PSWを生かして就職するとか考えてみたいと思っていたのですが、そうは簡単な話ではないらしい。PSWでなくても、コンピュータ関連でも、測量でも同じ。
まずは、大阪での暮らしに慣れてからではないと仕事が続くものではない、と。だからまずは住処を決めて医療機関にもつながって服薬などの生活を軌道に乗せた上で就職先を探すようにとのことでした。精神障碍者の特性をハッキリ言わなくても突いてきてるなと感じました。

一方、不動産屋にも偵察に。こちらでは本来仕事が決まってからそれにあわせて住居を決めるのが正当なわけで、収入の確保されてない人間に貸せる物件は無いらしいです。裏技的に、現在の職の源泉徴収などから「現在」収入があることを家主に見せることによって入居した上で仕事を探すという方法が考えられるようですが、なんせ今までの職の給与額の少なさ加減が話にならない。家賃は約6万から8万くらいが予想されるのですが、今までの就労継続B型事業所職員の賃金は手取り月11万円。源泉徴収票を見せたところで納得してもらえるものではありません。家が借りられない正職員ってなんだったんでしょうね?家賃の水準を落とす必要があります。今回行った不動産屋はその手の格安物件があまり無かったみたいです。大阪って敷金礼金の類が退去時に返ってこないとの事。

住居が先か、仕事が先か・・・。移住計画は厳しい局面を迎えています。
と、いうか今回は切り口を間違えたかも。

また、障害者雇用での賃金額は話が具体化してこないとなんともいえないところがあり、悩ましいところです。
クローズドで行くのも最悪、考えないと。

とりあえず、まだ他に道は無いか・・・ということで、来月あたりもう一回大阪へアタックをかけてみます。予約制の相談できる場所があるので、住居、仕事など総合的に「障害者」の立場を使ってアプローチしてみます。それから、現在通っている医療機関から、大阪への医療機関へのスイッチ作業も考えないと。

不動産屋も地道に理解のあるところを探らないと。
さもなければ、ネットカフェ難民覚悟かな?と、現実と向き合ってます。ん?向き合ってない?

いろいろ情報収集するのが今回の目的のメインでした。パンフレット類を集めて、アプローチする場所のめどをつけています。
本からは学べない社会とのやり取りはいい経験になるとプラス面も考えながら、吸収できるところは自分ものにできるようしたたかに行きたいと思います。方法はあるはずです。ただ、軌道に乗るためには初期加速に何かが必要になるということです。方法つかんだらこりゃいい財産になるぞ。

カウンセラーさんとか、不動産屋の営業の人とか、新聞屋さんの経営者さんとかさすがでした。やっぱ対人関係を構築する能力に長けている人は違います。すっかり手玉に取られてしまいました。言い方は悪いけれど。

私はPSWの資格は取れても、一障害者です。出来ないことは多いし、経験も足りない。
ゼロから(マイナスかも)スタートする人生の転機に今立っているんだと、そう思います。

リカバリーのための挑戦は続きます。

2 comments

  1. says:

    これは経験則の話ですが、職と住居を両方同時に探すのは難しいですよ。
    住居を得るには職が必要で、職(それなりの雇用形態)を得るには住居(住所)が必要だからです。
    保証人が居るのであれば、職が無くても住居は得ることが出来ます(保証人の信用で借りる)。保証人会社もある位ですし、利用するのも手だと思います(親を使えるならばそれが手っ取り早い)。保証人、敷金礼金不要の物件もありますが、その条件相応の住居水準ですから色々な意味で生活力が必要になります。
    居住区選びの際、どの自治体が福祉サービスが良いのかまで調べる(自治体のサイト)と尚良いと思います。精神障害については、自治体によってかなり差があります(最も他の障害も差はありますが)。三障害がほぼ同等の福祉を受けられる所もあれば精神だけ少なかったりする所もあります。

    障害者枠の利用において精神が採用され難いのは疾患と障害が一体化しているからでしょう。だから、「体調管理(服薬など)が出来る→仕事が長く続けられる」というアピールをしなければなりません。それが、住居と医療機関を確保するのが先、という意味だと思います。

    オープンでもクローズでもどのみち体調管理をかなり厳しくする必要があるのが病気・障害持ちが社会で独立して生きていくために必要なことだと思います。賃金の安さ=体調管理の甘さが容認される度合だと思います。
    自分は個人的にはクローズ派です(PSWになった後も)。クローズの方がお金が沢山手に入るからです。社会がそんなに優しくないことは当事者が一番知っているはずです。そういう社会を変えるための社会福祉職な訳ですが、クローズにしなければ社会を変える立ち位置にすら立てないのが今の社会なのだと思います。

  2. あさ says:

    >雨 さん
    ありがとうございます。大変参考になります。

    住居をある協力者にお願いして確保するという手はあります。(でも、最後の手段にしたい)居住地区を選択する重要なファクターが実はその協力者の存在が大きいわけで・・・。(詳細は勘弁を・・・)よって、福祉サービスに関しては周辺との比較するまでもなく、その地区にあるものを最大限利用するということになります。次回訪問は平日に設定して、当該地区の障害者就業・生活支援センターに足を運ぶ予定でいます。今回、下調べしてきたひとつです。

    劣悪な居住環境に耐える力の見極めは自分の生活能力の落ち具合によるので現在の能力をどのくらいに見積もるべきかが問題です。学生の頃は家賃月額1万6000円のアパートというなかなかの劣悪物件に住めていたのですが・・・もし、今、同じところに住んで再発しないかどうかは暮らしてみないとわからない。賭けになります。

    JOBプラザでも就労年数についてはかなり重要点として質問を受けました。3年間続いた前職が、たった3年と見られるか、3年続くなら十分と見られるか・・・そこは雇用者側の判断が大きいと思いますので、きわどいところでどうアピールするのが良いのか研究する必要があります。
    というか、プロフィールどおり職歴は滅茶苦茶ですので、厳しいところではあります。

    クローズで体調を管理することの難しさは経験上痛感してます。ただ、統合失調症特有の対人関係の構築の難しさがあったり、云々、私は教科書どおりの弱点を抱えているのは自覚していますので、オープンで行くしかないかと思っています。状態の悪化時に病識を持てないというのが統合失調症のやっかいなところです。(持てる人はすごいと思う。私の場合、妄想に近いのですが、周りの人間の意図が読めなくなるような所があって、被害感情が増幅していくようなパターンが多く、それを自分に非があると考え始めて自爆するというパターンは分かってても先手が打てない。)その点で障碍を受容せざるを得ないです。悔しいですけれど。(と、いうか雨さんの体調管理能力の高さは尊敬します。ブログ読んでるとハラハラしてきます。)

    また、私の場合、クローズですと、過去の経歴の説明が出来ません。年齢もネックになってきます。相応の経歴が無いためにクローズにしてもかなり厳しい状況であるわけです。職を選ばなければ良いのですが、そうすると自分の管理が出来る職をうまく探し出さねばなりません。結局、選択の幅にはハンデが出て来ます。PSW取ったのを生かすとなればだいたい絞られてきますが、クローズでも給与水準は・・・。

    大事なことは、職務を全うできるかということもあります。障害者だから仕事の出来がダメでいいということにはならない。ここは肝に銘じてかからねばならないと思います。

    あと、ひとつ収穫としては、私のスキルを利用して出来る仕事を、雇用側が作ってくださる可能性も無いわけではないとのことでした。期待はあまり出来ませんが、福祉の目指す「個別化」の進展が見られるかもしれません。かすかな希望でもあります。

    かなり無茶をするかもしれないと覚悟して、現実的な線を探りたいと思います。

    まとまりませんがこんな感じです。

    発病時期と、回復に手間取ったのと、病後に無計画な人生を歩んだツケですね。
    いまさらいかんともしがたいので、なにか別なベクトルが加えられないかとも思います。

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