カテゴリー: 統合失調症

医療機関選定のための情報収集にて・・・

どの医者にかかろうかな?ということで情報収集。

まず保健所にいきました。
大阪府内の病院・診療所・クリニックをまとめた冊子とマップをいただきました。
次に、就業・生活支援センターでも医療機関の話をしました。
さらに、師匠からも情報を得ました。

それぞれが各医療機関をどうみているのかが違っていました。

大きな病院では入院などの事態に対応できる点と付属する社会復帰施設の類が豊富な点がいいところ。でも、系列病院へ医師の転勤があることと、若い医師が多い点が留意すべきことだと。クリニックもおおよその情報を聞くことができました。夜間・土曜日診療をやっているところはどこか、予約が必要なところはどこか、どこそこの嘱託医をやっている先生は誰か、何某先生は無口だとか、何某先生は女医さんだとか、何某クリニックは開院している日が少ないとか。

いろいろ聞いたのですが、いい医療機関を選ぶには、
結局、医師との相性のいいところへ行くべしというところに落ち着くようです。

相談の限界なのでしょう。たぶん通院している患者さんに聞いても意見は割れるのでしょう。
口コミも主観的情報になるんで自分がどうかという基準にはなりません。

さて、どうしたものか。
受付や電話の対応で決めるとかしかないのか?
何カ所か回ってみるべきなのか?

どちらにせよ選べるということはいいことでもあります。
ベストではなく、地雷さえ踏まなければ・・・というのは言葉が悪いのでしょうか。

もし、通うに楽なところ・・・で選ぶとしたら、不動産屋の連絡待ちです。

不動産屋の返事はこの1週間のうちくらい。
先手を打って、現在の病院で紹介状の用意をしていただこうと思います。

自立支援医療の受給者証の書き換えがからむので、ぐずぐずしていられません。
市役所間の連携もうまく話が通るようにもっていかないと。

・・・勉強になります。一気に引っ越し先の医療・福祉の状況が
多数の角度からの意見として得られる。貴重な体験をしていると思います。

 
・・・あんまりしつこく聞きまわって嫌がられないように気をつけます・・・。

「やっと本当の自分に出会えた」を読んで

「やっと本当の自分に出会えた」上森得男 を読みました。

統合失調症を患った家族と本人の書いた本です。
家族に統合失調症を抱えるというのはとても大変なことだと思います。
私自身振り返っても、だいぶ家族には苦労をかけました。

この本のカギは新薬「リスパダール」。
私も飲んでいたことがあります。頓服用の液剤は残念ながら使用したことはありませんが。
新しい薬で目の前が開けるように回復していった様子が書かれています。

私も時期的に、旧向精神薬から非定型向精神薬への過渡期に
統合失調症の治療を受けました。

私の感想としては、「薬剤が決め手の全てではない」です。
私も新薬に切り替えましたが、体感できるほどの違いは感じませんでした。

ただし、発症後、はじめて薬を飲んだ時にはそれが強烈に効いたのを覚えています。
旧薬だったのでしょうが。初診の後で赤い錠剤を渡されて飲んだのですが、
それから2日間眠り続けました。(なんだったんだろう?)

薬は確かに効くのです。
効き方は個人によって大きく差があります。

現在私は、ジプレキサを1日10mgの処方になっています。あとは睡眠導入剤と副作用止め。
再発予防のための維持量ということだと思いますが、
未だに被害妄想的な部分は残っており、性格もあいまって病気で障碍なのだと思います。

アドヒアランスにも触れられていますが、薬の作用機序は完全には分かっていないはずで、
(神経伝達物質の量を調整するとなぜ症状が変化するのか?どのように関係するのか・・・?)
そこで完璧なアドヒアランスを求めるのは苦しいんじゃないかと思うのですが、
「多くの人が効いたという統計がある」ということで納得していいものかどうか。
薬を飲むことは大事だけれども、その根拠はまだ盤石ではないということも
頭の隅に置いておきたいところです。

「回復する病気である」という希望を与えるための本なのでそんなことを言うのは野暮なのですが。

書かれたのが自立支援法施行前ということで、福祉施策にはあまり紙数が割かれていません。
一旦この病気にかかると長期のサポートが必要であることが多く、
それには福祉面からの視点が必要なのですが、とりあえず様子見という書かれぶりでした。

急性期の患者さんを抱える家族に渡すにはいい本かもしれないとは思いました。

「10cmの夜空」を読んで

「10cmの夜空」山下南穂子 を読みました。

精神科病院への入院体験記です。
ブログをまとめた本なのですが、リアルです。

この本に書いてあることは、私の入院した時の体験とも符合するし、
昨年の精神保健福祉援助実習での実習体験とも重なります。

かなり入院体験者の感覚を正確に表していると思います。
言ってみれば「生々しい」。

患者さんにもいろんなタイプの方がいらっしゃいます。
この本にもいろいろな人たちが出てきます。

大人が閉鎖された空間で管理されながら生活する。
病気に果たしてプラスになるのかマイナスになるのか?
そこを考慮して様々なタイプの病棟が作られるようになっています。
それがいいことなのかどうかはわかりませんが・・・。

多人数で生活すると当然グループができてきます。
グループから外れる人も出ます。

一般社会の中で精神障害者が一種のくくりのようなもので扱われるように、
病棟内では患者グループでくくられていきます。
友好関係、敵対関係。一般社会の縮図がそこにはあります。
ただ、急性期の他人どころではない方や、慢性的に具合の悪い方は別として。

この本はその様子を等身大に描きだしています。
精神科病棟に入院するとどんな感じなのか、
雰囲気を知るにはとても良い本だと思います。

ただし、極めて主観的な視点で描かれています。
なぜそのような状態に置かれるようになったのか。
医療側の事情はどうなのか。
あわせて知ることが必要だとも思いました。

単純に感想を言えば「ああ、そんな感じだよね」・・・です。

医療機関をえらぶこと

引っ越し先でかかるお医者さんを決めないとなりません。

どこかで紹介してもらえないかなと考えるのですが・・・
公的機関ではここがお勧めというのは言えないだろうし、
実際かかっている人に聞いて回るわけにもいかない。

近所のクリニックで薬物治療を重点的にやるあまり悪名がとどろいてるところもあるんで心配です。
初診は受け付けないという病院も現在の住所の近所にあるので、そういうのも気になるところです。

で、とあるところに電話で相談。

病院の先生とは人によって相性があり、合う合わないがあるので一概には言えないとのこと。

現在の病院の先生には宛名なしの紹介状を書いてもらわなければならないようです。
月に一度くらいの通院と維持量の薬物が処方されればそれでいいのですが、
そのたびに何時間も待たされるとか、遠方にあって通うのが大変だとかいうのはつらいものです。
みんながなにかしら我慢しているところではありますが。

で、向こうの市役所でもらった資料が平成13年時点のものなので使えるかどうか微妙。

入院できる大きな病院がいいのか、小回りの利くクリニックがいいのか考えています。

みなさんはどう思います…って聞かれても困りますよね?
ドクターショッピングするのはできるだけ避けたいけど・・・。

あなたがおかしいといったから今日は私の初診記念日

精神保健福祉士合格の翌日が奇しくも精神科受診16周年記念日です。

エイプリルフールとラジオ局の改編が重なって、私は壊れました。

もっとさかのぼると、小学生時代からおかしなところはあったのですが、
半ば放置されていたために、華々しく発病してしまいました。

大学の精神保健センターは今はどうなっているのでしょうか?
週に一度の精神相談の日が、1回の欠席すら許さない毎週の
実習日と重なっているというのは改善されているのでしょうか?

今年も多くの方が発病なさると思います。

たぶん、今、何か世界がおかしいと感じている、
陽性症状の爆発直前の方もいらっしゃるでしょう。

早めの受診をお勧めします。せめて信頼できる誰かに相談を。

統合失調症の陽性症状が激化すると大変なダメージを受けます。
じわじわと進行してきたものがあるとき決壊するように
こころと生活を崩します。私はそうでした。

この時期、進学・就職のストレスで発症する方は多いようです。
「出立の病」とも表現されるかたもいらっしゃいます。

疑わしければ、早いうちに誰かに相談することが必要です。

自分で自分を診断したつもりになっていると、
私のように崩れ落ちるかもしれません。

自分が正しいかどうか自分で判断できなくなる病気です。
「自分のことは自分が一番良く分かっている」というのは
私のようなタイプの統合失調症の発病時には正しくありません。

医療や保健機関に身を任せることへの不安もよくわかります。
でも、その不安をも訴える気持ちで相談に行くことが必要だと思います。

なんか自分がおかしいと感じ始めた方がここを読むかというと
なかなかそうはいかないだろうから、わたしの言葉も空に消えるのだろうけど。

くれぐれも症状が軽いうちに医療へ。自分の反省から思います。
精神科医療を忌み嫌う方もいらっしゃいますが、
利益と損失を考えて天秤にかければ、医療にかかるべきだと思います。
 
 
 
 
・・・っていうようなことはここを読んでる人はきっと重々承知なんだろうな。
私は語るべき場所を間違えてるな。
当事者PSWの体験発表の練習と思って流してください・・・。

ああ、16年前の自分に何か言ってやりたい・・・。